平成 28 年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成 28 年度調査)
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◇◆目 次◇◆
Ⅰ.調査の概要 ... 1
Ⅱ.調査の結果 ... 7
1.回収結果 ... 7
2.施設調査の結果 ... 8
(1)病院の概要 ... 8
(2)診療所の概要 ... 16
(3)病院における精神科病棟の体制等 ... 19
(4)病院の地域移行機能強化病棟における取組状況 ... 22
(5)精神科デイ・ケア等の取組状況 ... 32
(6)精神科訪問看護の状況 ... 46
(7)精神科重症患者早期集中支援管理料の状況 ... 56
(8)病院における身体合併症治療への対応状況 ... 64
3.入院患者調査の結果... 65
(1)患者の属性等 ... 65
(2)入院の状況等 ... 68
(3)患者の状態等 ... 82
(4)治療の状況 ... 93
(5)退院の見通しと退院支援の状況 ... 102
4.精神科デイ・ケア等患者調査の結果 ... 114
(1)患者の属性等 ... 114
(2)精神科デイ・ケア等開始前後の状況... 120
(3)患者の状態等 ... 126
(4)精神科デイ・ケア等の実施状況 ... 132
参考資料
Ⅰ.調査の概要
1.目的
平成28年度診療報酬改定では、長期入院患者の退院と病床数の適正化に取り組む精神病
棟の評価や、長期かつ頻回の精神科デイ・ケア等の適正化等、精神疾患患者の地域移行や 生活支援に着目した評価が行われた。また、向精神薬の多剤・大量処方が行われている患 者に対する評価の見直しが行われた。
本調査は、これらの診療報酬改定の内容を踏まえ、精神病棟の患者の状態や地域移行の 状況、精神科デイ・ケア等における地域生活支援の実施状況、向精神薬の処方の実態等を 把握し、診療報酬改定の結果を検証することを目的とする。
<調査のねらい>
・精神病棟の患者の状態や退院支援の実施状況等の把握
・精神科デイ・ケア等における地域生活支援の実施状況等の把握 ・向精神薬の多剤・大量処方の適正化の状況等の把握 /等
2.調査対象
本調査では、「①病院調査」「②診療所調査」「③入院患者調査」「④精神科デイ・ケア等
患者調査」を実施した。各調査の対象は、次のとおりである。 ①病院調査
・ 地域移行機能強化病棟入院料を算定する病院(悉皆、17施設)
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料の届出を行っている病院(悉皆、16施設)
・ 精神病棟入院基本料、精神療養病棟入院料を算定する病院の中から無作為抽出した病院
・ 上記合わせて1,000施設を調査対象とした。
②診療所調査
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料の届出を行っている診療所(悉皆、5施設)
・ 精神科デイ・ケア等の届出を行っている診療所の中から無作為抽出した診療所
・ 上記合わせて500施設を調査対象とした。
③入院患者調査
・ 上記①の施設の地域移行機能強化病棟入院料算定病棟に入院している患者、1施設につ
き2名(入院期間が5年以上の患者1名、5年未満の患者1名)
・ 上記①の施設の精神病棟入院基本料、精神療養病棟入院料算定病棟に長期にわたり入院
している患者、1施設につき各1名
・ 上記により、1施設につき最大4名を調査対象とした。
④精神科デイ・ケア等患者調査
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3.調査方法
施設調査(上記①②)については、自記式調査票の郵送配布・回収とした。
「①病院調査」については、施設属性、精神医療の実施状況・体制、患者の地域移行と 地域定着に向けた取組状況、課題等を尋ねる「病院票」を配布した。
「②診療所調査」については、施設属性、精神医療の実施状況・体制、患者の地域移行 と地域定着に向けた取組状況、課題等を尋ねる「診療所票」を配布した。
「③入院患者調査」については、平成28年10月1日現在、地域移行機能強化病棟入院
料、精神病棟入院基本料、精神療養病棟入院料を算定している病棟に入院している患者 の状況等を尋ねる「入院患者票」を配布した。
「④精神科デイ・ケア等患者調査」については、平成28年10月1日現在、1年超精神
科デイ・ケア等を利用している患者の状態や精神科デイ・ケア等や他のサービスの利用 状況等を尋ねる「精神科デイ・ケア等患者票」を配布した。
回答者は、施設調査については管理者・開設者及びその代理者、患者調査については、 対象患者を担当する看護師または精神保健福祉士等とした。
調査実施時期は平成28年10月20日~平成28年12月26日。
4.調査項目
区分 主な調査項目
(1)病院調査 ○施設の概要
・ 所在地、開設者、同一法人または関連法人が運営する施設・事業所、 病院種別、標榜している診療科
・ 届出を行っている精神科病棟の入院基本料、入院基本料等加算 ・ 病棟数、病床数、病床利用率、平均在院日数の変化
○精神科の診療体制等 ・ 精神科病棟の職員体制
・ 退院支援を担当する専門部署の有無 ・ 特に困難な退院支援業務等
○地域移行機能強化病棟の取組状況等 ・ 届出の有無
・ 届出をしていない場合の理由、今後の届出意向
・ 届出時期、地域移行機能強化病棟に転換した病床種別、精神病床削 減計画、届出に際しての精神病床の許可病床数の変更の有無 ・ 地域移行機能強化病棟の退院支援相談員、退院支援委員会の開催状
況、各退院支援業務を行うタイミング、その他の退院支援業務等
・ 平成28年9月1か月間に地域移行機能強化病棟に入院・入棟した
患者数、退院・転院した患者数
・ 病床削減後に実施したいサービス・事業 ○精神科デイ・ケア等の取組状況等
・ 精神科デイ・ケア等の届出状況
・ 精神科デイ・ケア等に従事している職員数 ・ 精神科デイ・ケア等を行った患者数
・ 平成28年4月~9月の月平均患者数と平均実施期間
・ 精神科デイ・ケア等のプログラムの種類、実施日におけるプログラ ムの種類、プログラムの選択・決定方法
○精神科訪問看護の状況等 ・ 精神科訪問看護の実施状況
・ 精神科訪問看護に携わる職員数、精神科訪問看護を開始した時期、
平成28年9月1か月間の精神科訪問看護を実施した患者数、身体
疾患を有する患者数、他の精神科療法を行った患者数、新規の患者 数
・ 1週間あたりの利用訪問回数別患者数
・ 平成28年9月1か月間の精神科訪問看護・指導料(Ⅰ)と精神科
訪問看護・指導料(Ⅲ)の算定患者数・算定回数
・ 精神科訪問看護・指導料(Ⅱ)について、施設への訪問延べ日数、 対象人員、算定回数
・ 長時間精神科訪問看護・指導加算、夜間・早朝訪問看護加算、深夜 訪問看護加算、精神科緊急訪問看護加算の算定患者数・算定回数
・ 1日に複数回の訪問看護を行った患者数
・ 精神科複数回訪問加算を算定した患者数・算定回数 ○精神科重症患者早期集中支援管理料の取組状況等
・ 自院あるいは訪問看護ステーションとの連携等により整備されて
いる24時間体制の内容
・ 届出のある施設基準(在宅療養支援病院(在支病)、機能強化型在
支病、在宅時医学総合管理料(在総管)、施設入居時等医学総合管
理料(施設総管))
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料の施設基準の届出状況、届出時 期、届出を行っていない場合の理由、届出意向
・ 連携する訪問看護ステーションの有無
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料に基づく医学管理を実施する 上での職員の体制
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料を算定した患者数
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料を算定した患者の性別、年齢、 算定回数、状況、直近の入院形態、患者の状態
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・ 患者の地域移行と地域定着を推進するために必要な取組等
(2)診療所調査 ○施設の概要
・ 所在地、開設者、同一法人または関連法人が運営する施設・事業所、 種別、標榜している診療科、許可病床数
○精神科デイ・ケア等の取組状況等 ・ 精神科デイ・ケア等の届出状況
・ 精神科デイ・ケア等に従事している職員数 ・ 精神科デイ・ケア等を行った患者数
・ 平成28年4月~9月の月平均患者数と平均実施期間
・ 精神科デイ・ケア等のプログラムの種類、実施日におけるプログラ ムの種類、プログラムの選択・決定方法
○精神科訪問看護の状況等 ・ 精神科訪問看護の実施状況
・ 精神科訪問看護に携わる職員数、精神科訪問看護を開始した時期、
平成28年9月1か月間の精神科訪問看護を実施した患者数、身体
疾患を有する患者数、他の精神科療法を行った患者数、新規の患者 数
・ 1週間あたりの利用訪問回数別患者数
・ 平成28年9月1か月間の精神科訪問看護・指導料(Ⅰ)と精神科
訪問看護・指導料(Ⅲ)の算定患者数・算定回数
・ 精神科訪問看護・指導料(Ⅱ)について、施設への訪問延べ日数、 対象人員、算定回数
・ 長時間精神科訪問看護・指導加算、夜間・早朝訪問看護加算、深夜 訪問看護加算、精神科緊急訪問看護加算の算定患者数・算定回数
・ 1日に複数回の訪問看護を行った患者数
・ 精神科複数回訪問加算を算定した患者数・算定回数 ○精神科重症患者早期集中支援管理料の取組状況等
・ 自院あるいは訪問看護ステーションとの連携等により整備されて
いる24時間体制の内容
・ 届出のある施設基準(在宅療養支援病院(在支病)、機能強化型在
支病、在宅時医学総合管理料(在総管)、施設入居時等医学総合管
理料(施設総管))
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料の施設基準の届出状況、届出時 期、届出を行っていない場合の理由、届出意向
・ 連携する訪問看護ステーションの有無
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料に基づく医学管理を実施する 上での職員の体制
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料を算定した患者数
・ 精神科重症患者早期集中支援管理料を算定した患者の性別、年齢、 算定回数、状況、直近の入院形態、患者の状態
○患者の地域移行と地域定着のために必要な取組等
・ 患者の地域移行と地域定着を推進するために必要な取組等
(3)入院患者調査 ○基本的事項
・ 性別、年齢、精神障害者福祉手帳の状況、障害者支援区分 ○入院の状況
・ 入院日、現在の病棟への入院日、初診日、精神科・神経科への通算 入院回数・通算入院期間、前回の退院日
・ 現在入院している病棟
・ 入院前の居場所、直近の在宅療養期間における精神科訪問看護の利 用の有無、現在入院している病棟における主な入院の理由、入院形 態、処遇、主傷病、その他の精神疾患の傷病、身体合併症の状況 ○患者の状態等
・ 患者の GAFスコア、認知症高齢者の日常生活自立度、障害高齢者
の日常生活自立度、要介護度、重症度、医療・看護必要度等 ○治療の状況
・ 主傷病に対して実施している診療内容 ・ 向精神薬の処方状況
・ 身体合併症に対する対応状況、他院でのサービス利用 ○退院の見通しと退院支援の状況
・ 退院後に同居する意思のある家族の有無、退院後の居住先の確保状 況、退院が可能となる状況
・ 予想される入院期間、入院期間が3か月超となる主な理由
・ 退院先の予定
・ 担当の退院相談支援員の有無、その職種 ・ 直近の退院支援委員会の参加者
・ 退院支援計画の有無、策定時期 ・ 退院に向けて実施した退院支援業務等 ・ 生活を継続するために必要な支援 ・ 退院後の訪問看護の必要度と頻度 (4)精神科デイ・
ケ ア 等 患 者 調 査
○基本的事項
・ 性別、年齢、精神障害者福祉手帳の状況、障害者支援区分 ・ 現在の居場所
○精神科デイ・ケア等開始前後の状況 ・ 精神疾患の治療開始日
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の主な入院の理由 ○患者の状態等
・ 主傷病、その他の精神疾患の傷病、身体合併症 〇精神科デイ・ケア等の実施状況
・ 精神科デイ・ケア等の利用開始日 ・ 現在利用している精神科デイ・ケア等 ・ 精神科デイ・ケア等の利用回数
・ 精神保健福祉士等による患者の意向確認の有無、精神科デイ・ケア
等に関する患者の意向確認の頻度、長期かつ頻回により 100 分の
90点数の該当状況
・ 精神科デイ・ケア等の終了目途の有無、終了時期 ・ 精神科の医師による診察のタイミング
・ 精神科デイ・ケア等を実施する主な目的
・ 精神科デイ・ケア等以外で利用している診療内容・サービス等 ・ 向精神薬の処方内容
・ 精神療法の内容
・ 精神科訪問看護の利用状況、精神科訪問看護で実施した具体的援助 の内容
5.調査検討委員会
本調査を実施するにあたり、調査設計、調査票の作成、調査の実施、集計・分析、報告 書案等の検討を行うため、以下の通り、調査検討委員会を設置・開催した。
【委 員】(〇は委員長、五十音順、敬称略)
伊藤 弘人 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター
精神保健研究所 社会精神保健研究部 部長
〇 印南 一路 慶應義塾大学総合政策学部 教授
萱間 真美 聖路加国際大学大学院 看護学研究科長 精神看護学 教授
小石川 比良来 亀田総合病院心療内科・精神科 部長
長瀬 輝諠 公益社団法人日本精神科病院協会 副会長
松原 由美 早稲田大学人間科学学術院 准教授
村上 優 独立行政法人国立病院機構榊原病院 院長
Ⅱ.調査の結果
1.回収結果
施設調査のうち、病院調査の有効回答数(施設数)は 443 件、有効回答率は 44.3%であ
った。また、診療所調査の有効回答数(施設数)は295件、有効回答率は59.0%であった。
入院患者調査の有効回答数は1,207件、精神科デイ・ケア等患者調査の有効回答数(施設
数)は1,089件であった。
図表 1 回収の状況
発送数 回収数 回収率 有効回答数 有効回答率
①病院調査 1,000 450 45.0% 443 44.3%
②診療所調査 500 299 59.8% 295 59.0%
③入院患者調査 - 1,207 - 1,207 -
④精神科デイ・ケア等患者調査 - 1,153 - 1,089 -
(注)・「④精神科デイ・ケア等患者調査」については、回答票のうち、精神科デイ・ケア等を開始してから
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2.施設調査の結果
【調査対象等】
○施設調査
【調査対象】①病院調査:1)地域移行機能強化病棟入院料を算定する病院(悉皆、17施
設)、2)精神科重症患者早期集中支援管理料の届出を行っている病院(悉皆、
16施設)、3)精神病棟入院基本料、精神療養病棟入院料を算定する病院の中か
ら無作為抽出した病院、これら1)、2)、3)合わせて1,000施設とした。
②診療所調査:1)精神科重症患者早期集中支援管理料の届出を行っている診
療所(悉皆、5 施設)、2)精神科デイ・ケア等の届出を行っている診療所の中
から無作為抽出した診療所、これら1)、2)合わせて500施設とした。
回 答 数 :①病院調査443施設、②診療所調査295施設
回 答 者 :管理者
(1)病院の概要
①所在地
回答病院の所在地は次のとおりである。
図表 2 所在地
都道府県 施設数(件) 構成割合 都道府県 施設数(件) 構成割合
北海道 30 6.8% 滋賀県 3 0.7%
青森県 9 2.0% 京都府 5 1.1%
岩手県 10 2.3% 大阪府 14 3.2%
宮城県 8 1.8% 兵庫県 14 3.2%
秋田県 9 2.0% 奈良県 0 0.0%
山形県 8 1.8% 和歌山県 6 1.4%
福島県 10 2.3% 鳥取県 1 0.2%
茨城県 8 1.8% 島根県 5 1.1%
栃木県 6 1.4% 岡山県 3 0.7%
群馬県 4 0.9% 広島県 13 2.9%
埼玉県 14 3.2% 山口県 8 1.8%
千葉県 22 5.0% 徳島県 3 0.7%
東京都 32 7.2% 香川県 6 1.4%
神奈川県 15 3.4% 愛媛県 6 1.4%
新潟県 10 2.3% 高知県 12 2.7%
富山県 9 2.0% 福岡県 24 5.4%
石川県 2 0.5% 佐賀県 4 0.9%
福井県 4 0.9% 長崎県 6 1.4%
山梨県 3 0.7% 熊本県 14 3.2%
長野県 10 2.3% 大分県 4 0.9%
岐阜県 5 1.1% 宮崎県 10 2.3%
静岡県 12 2.7% 鹿児島県 14 3.2%
愛知県 15 3.4% 沖縄県 9 2.0%
三重県 4 0.9% 全体 443 100.0%
②開設者
開設者は次のとおりである。
図表 3 開設者
施設数(件) 構成割合(%)
国 8 1.8
公立 65 14.7
公的 13 2.9
社会保険関係団体 2 0.5
医療法人 311 70.2
個人 4 0.9
学校法人 2 0.5
社会福祉法人 7 1.6
その他 31 7.0
無回答 0 0.0
全体 443 100.0
(注)「その他」の内容として、「一般財団法人」、「公益財団法人」、「一般社団法人」、「企業立法人」等が 挙げられた。
③同一法人または関連法人が運営する施設・事業所
同一法人または関連法人が運営する施設・事業所は次のとおりである。
図表 4 同一法人または関連法人が運営する施設・事業所(複数回答、n=443)
(注)・「その他」の内容として、「共同生活援助(グループホーム)」、「病院・診療所」、「地域活動支援セ ンター」、「特定支援相談事業所」、「認知症対応型共同生活介護事業所」、「介護付き有料老人ホーム」、 「宿泊型自立訓練・生活訓練施設」、「精神科グループホーム」等が挙げられた。
・当該項目について無回答はなかった。
26.4% 5.9%
24.6% 26.2% 8.8%
7.7% 4.7%
9.7% 5.9%
21.9% 18.3%
36.3%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 介護老人保健施設
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④病院種別
病院種別をみると、「精神科病院(単科)」が 59.4%、「精神科病院(内科等併設あり)」
が21.7%で両者を合わせた「精神科病院」の割合は81.1%であった。一方、「精神科を有す
る特定機能病院」が0.2%、「精神科を有する一般病院」が16.5%であった。
図表 5 病院種別
⑤標榜している診療科
標榜している診療科は次のとおりである。
図表 6 標榜している診療科(複数回答、n=443)
(注)当該項目について無回答はなかった。
59.4% 21.7% 0.2%
16.5% 2.3% 0% 20% 40% 60% 80% 100%
病院全体 (n=443)
精神科病院(単科) 精神科病院(内科等併設あり) 精神科を有する特定機能病院 精神科を有する一般病院 無回答
66.6% 16.3%
17.8% 12.6%
14.7% 9.9%
11.3% 12.9%
99.5% 34.5%
15.1% 16.0% 14.7%
15.3% 23.5%
28.0% 37.2%
0% 20% 40% 60% 80% 100% 内科
外科 整形外科 脳神経外科 小児科 呼吸器科 消化器科 循環器科 精神科 心療内科 眼科 皮膚科 耳鼻咽喉科 泌尿器科 リハビリテーション科 歯科 その他
⑥届出を行っている精神科病棟の入院基本料等
届出を行っている精神科病棟の入院基本料等をみると、「(精神病棟)15対1入院基本料」
が 73.6%で最も多く、次いで「精神療養病棟入院料」が 50.8%、「認知症治療病棟入院料」
が26.6%であった。
平成 28 年度診療報酬改定で新設された「地域移行機能強化病棟入院料」は 2.3%であっ
た。
図表 7 届出を行っている精神科病棟の入院基本料等(複数回答、n=443)
(注)当該項目について無回答はなかった。
2.7% 7.2%
73.6% 1.1%
1.1% 0.9% 0.2%
11.3% 23.0% 1.4%
0.2% 3.8%
50.8% 26.6%
2.3%
0% 20% 40% 60% 80% 100% 10対1入院基本料
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⑦届出を行っている入院基本料等加算(精神科)
届出を行っている入院基本料等加算(精神科)をみると、「精神科身体合併症管理加算」
が62.5%で最も多く、次いで「精神科救急搬送患者地域連携受入加算」が34.5%、「精神科
応急入院施設管理加算」が29.1%であった。
図表 8 届出を行っている入院基本料等加算(精神科)(複数回答、n=443)
⑧病院全体の許可病床数
1)病院全体の病棟数
平成27年9月及び平成28年9月の病院1施設あたりの病棟数は次のとおりであり、大
きな変化はみられなかった。
図表 9 病院全体の病棟数(n=440)
(単位:棟)
一般病床 療養病床 精神病床 感染症病床 結核病床 全体
平成 27 年 9 月
平均値 1.36 0.29 4.07 0.06 0.05 5.83
標準偏差 3.85 0.84 2.27 0.24 0.21 4.00
中央値 0.00 0.00 4.00 0.00 0.00 5.00
平成 28 年 9 月
平均値 1.35 0.30 4.05 0.06 0.06 5.82
標準偏差 3.82 0.84 2.25 0.24 0.39 3.99
中央値 0.00 0.00 4.00 0.00 0.00 5.00
(注)平成27年9月及び平成28年9月の病院全体の病棟数について記入のあった440施設を集計対象とした。 29.1%
16.5% 24.2%
62.5% 18.7%
3.2% 14.2%
34.5% 15.3%
15.8%
0% 20% 40% 60% 80% 100% 精神科応急入院施設管理加算
精神病棟入院時医学管理加算 精神科地域移行実施加算 精神科身体合併症管理加算 重度アルコール依存症入院医療管理加算 摂食障害入院医療管理加算 精神科救急搬送患者地域連携紹介加算 精神科救急搬送患者地域連携受入加算 精神科急性期医師配置加算 無回答
2)病院全体の許可病床数
平成27年9月及び平成28年9月の病院1施設あたりの許可病床数は次のとおりであり、
大きな変化はみられなかった。
図表 10 病院全体の許可病床数(n=443)
(単位:床)
一般病床 療養病床 精神病床 感染症病床 結核病床 全体
平成 27 年 9 月
平均値 55.4 13.9 218.8 0.3 0.5 288.9
標準偏差 146.8 41.9 127.1 1.4 2.6 157.6
中央値 0.0 0.0 202.0 0.0 0.0 248.0
平成 28 年 9 月
平均値 55.0 14.1 217.6 0.3 0.4 287.3
標準偏差 146.2 41.9 126.0 1.4 2.4 156.5
中央値 0.0 0.0 200.0 0.0 0.0 248.0
⑨病棟数・許可病床数・病床利用率・平均在院日数
1)病棟数
1施設あたりの精神病床全体の病棟数は次のとおりであり、大きな変化はみられなかった。
平成28年度診療報酬改定で新設された地域移行機能強化病棟入院料の病棟数は、届出施
設が少ないため、平均でみると0.02病棟であった。
図表 11 1 施設あたりの病棟数(n=442)
(単位:棟)
平成 27 年 9 月 平成 28 年 9 月
平均値 標準偏差 中央値 平均値 標準偏差 中央値
精神病床全体 4.06 2.28 4.00 4.04 2.26 4.00
地域移行機能強化病棟入院料 0.02 0.15 0.00
精神病棟入院基本料 15 対 1 1.62 1.71 1.00 1.62 1.66 1.00
精神療養病棟入院料 1.12 1.41 0.00 1.08 1.39 0.00
認知症治療病棟入院料 0.33 0.63 0.00 0.33 0.64 0.00
その他の精神科病棟 1.00 1.33 1.00 0.99 1.33 1.00
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2)届出病床数
1施設あたりの精神病床全体の届出病床数は次のとおりであり、大きな変化はみられなか
った。
平成28年度診療報酬改定で新設された地域移行機能強化病棟入院料の届出病床数は、届
出施設が少ないため、1施設あたりでみると平均1.3床(標準偏差8.5、中央値0.0)であっ
た。
図表 12 1 施設あたりの届出病床数
(単位:床)
平成 27 年 9 月 平成 28 年 9 月
平均値 標準偏差 中央値 平均値 標準偏差 中央値
精神病床全体 218.8 127.1 202.0 217.6 126.0 200.0
地域移行機能強化病棟入院料 1.3 8.5 0.0
精神病棟入院基本料 15 対 1 89.1 96.7 60.0 88.9 93.6 60.0
精神療養病棟入院料 62.2 79.6 0.0 60.1 77.9 0.0
認知症治療病棟入院料 17.3 34.5 0.0 17.7 35.0 0.0
その他の精神科病棟 50.1 70.6 34.0 49.4 70.8 33.0
(注)「精神病床全体」については平成27年9月及び平成28年9月について記入のあった443施設を集計
対象とした。また、各病棟の内訳については平成27年9月及び平成28年9月について記入のあっ た441施設を集計対象とした。
3)病床利用率
病床利用率は次のとおりであり、大きな変化はみられなかった。
地域移行機能強化病棟入院料がある8施設では、平成28年9月の病床利用率は平均95.0%
(標準偏差3.5、中央値94.8)であった。
図表 13 病床利用率
(単位:%)
平成 27 年 9 月 平成 28 年 9 月
施設数 平均値 標準
偏差 中央値 施設数 平均値
標準
偏差 中央値
精神病床全体 397 86.0 14.1 90.0 401 85.8 14.6 90.0
地域移行機能強化病棟入院料 8 95.0 3.5 94.8
精神病棟入院基本料 15 対 1 280 86.2 13.0 89.0 286 86.0 13.4 89.5
精神療養病棟入院料 209 93.3 7.3 95.2 209 93.1 7.2 95.6
認知症治療病棟入院料 109 90.9 10.0 94.8 111 91.5 9.7 94.0
(注)各病棟のある施設で、記入のあった施設を集計対象とした。
4)平均在院日数
平均在院日数をみると、精神病床全体は平成27年9月が平均374.1日(中央値276.5)で、
平成28年9月が平均354.0日(中央値266.0)であり、精神病床全体では平均在院日数が短
くなっている。
地域移行機能強化病棟入院料の7施設では、平成28年9月の平均在院日数は平均706.5
日(中央値433.0)であり、精神病棟入院基本料15対 1よりは長く、精神療養病棟入院料
よりは短かった。
図表 14 平均在院日数
(単位:日)
平成 27 年 9 月 平成 28 年 9 月
施設数 平均値 標準
偏差 中央値 施設数 平均値
標準
偏差 中央値
精神病床全体 392 374.1 412.2 276.5 395 354.0 364.6 266.0
地域移行機能強化病棟入院料 7 706.5 651.2 433.0
精神病棟入院基本料 15 対 1 274 389.7 362.2 281.6 280 400.3 624.3 271.8
精神療養病棟入院料 203 1,131.4 1,238.4 698.0 204 1,111.0 1,477.3 707.1
認知症治療病棟入院料 106 462.0 409.7 368.0 109 501.5 494.1 342.0
16
(2)診療所の概要
①所在地
回答診療所の所在地は次のとおりである。
図表 15 所在地
都道府県 施設数
(件)
構成割合
(%) 都道府県
施設数 (件)
構成割合 (%)
北海道 13 4.4 滋賀県 3 1.0
青森県 2 0.7 京都府 7 2.4
岩手県 2 0.7 大阪府 33 11.2
宮城県 4 1.4 兵庫県 6 2.0
秋田県 3 1.0 奈良県 2 0.7
山形県 1 0.3 和歌山県 1 0.3
福島県 6 2.0 鳥取県 0 0.0
茨城県 6 2.0 島根県 0 0.0
栃木県 3 1.0 岡山県 5 1.7
群馬県 6 2.0 広島県 7 2.4
埼玉県 17 5.8 山口県 0 0.0
千葉県 13 4.4 徳島県 2 0.7
東京都 39 13.2 香川県 2 0.7
神奈川県 22 7.5 愛媛県 2 0.7
新潟県 2 0.7 高知県 1 0.3
富山県 2 0.7 福岡県 20 6.8
石川県 0 0.0 佐賀県 4 1.4
福井県 0 0.0 長崎県 4 1.4
山梨県 1 0.3 熊本県 4 1.4
長野県 5 1.7 大分県 2 0.7
岐阜県 1 0.3 宮崎県 2 0.7
静岡県 7 2.4 鹿児島県 4 1.4
愛知県 17 5.8 沖縄県 9 3.1
三重県 3 1.0 全体 295 100.0
②開設者
開設者は次のとおりである。
図表 16 開設者
(注)「その他」の内容として、「公益財団法人」、「生活協同組合」等が挙げられた。
67.1% 23.1% 9.8% 0% 20% 40% 60% 80% 100%
診療所全体 (n=295)
医療法人 個人 その他
③診療所種別
診療所種別は次のとおりである。
図表 17 診療所種別
図表 18 許可病床数(有床診療所、n=9)
(単位:床)
平均値 標準偏差 中央値
一般病床 11.8 8.0 15.0
療養病床 6.8 8.3 1.0
(うち)介護療養病床 1.3 4.0 0.0
全体 18.6 1.3 19.0
④同一法人または関連法人が運営する施設・事業所
同一法人または関連法人が運営する施設・事業所は次のとおりである。
図表 19 同一法人または関連法人が運営する施設・事業所(複数回答、n=295)
(注)「その他」の内容として、「精神病院」、「一般病院」、「診療所」、「精神障害者グループホーム」、「通 所リハビリテーション」、「サービス付き高齢者向け住宅」等が挙げられた。
3.1% 96.9%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
診療所全体 (n=295)
有床診療所 無床診療所
7.5% 2.7%
15.3% 13.2% 4.1%
5.4% 3.1%
7.5% 1.7%
12.2% 12.2% 12.9%
49.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 介護老人保健施設
18
⑤標榜している診療科
標榜している診療科は次のとおりである。
図表 20 標榜している診療科(複数回答、n=295)
(注)当該項目について無回答はなかった。 22.4% 0.7%
2.7% 0.0%
3.1% 0.7% 0.0% 0.3%
97.6% 73.6%
0.7% 1.0% 0.7% 0.0%
4.7% 0.7%
14.2%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
内科 外科 整形外科 脳神経外科 小児科 呼吸器科 消化器科 循環器科 精神科 心療内科 眼科 皮膚科 耳鼻咽喉科 泌尿器科 リハビリテーション科 歯科 その他
(3)病院における精神科病棟の体制等
①精神科病棟に従事している職員数
1施設あたりの精神科病棟に従事している職員数は次のとおりである。
図表 21 精神科病棟に従事している職員数(常勤換算)(n=431)
(単位:人)
平成 27 年 9 月 平成 28 年 9 月
平均値 標準
偏差 中央値 平均値
標準
偏差 中央値
1)医師 8.5 6.1 7.3 8.6 6.2 7.4
(うち)精神保健指定医 5.4 3.5 4.8 5.5 3.6 4.9
(うち)精神科特定医師 0.3 1.0 0.0 0.4 1.0 0.0
(うち)上記以外の精神科医 1.7 2.1 1.0 1.7 2.3 1.0
(うち)精神科以外の医師 1.1 2.5 0.3 1.2 2.6 0.3
2)看護師(保健師を含む) 50.4 38.0 38.8 51.7 38.9 39.8
(うち)精神看護専門看護師* 0.1 0.4 0.0 0.1 0.4 0.0
(うち)認知症看護認定看護師* 0.1 0.3 0.0 0.1 0.3 0.0
(うち)精神科認定看護師** 0.3 0.9 0.0 0.4 1.0 0.0
3)准看護師 23.3 18.1 21.6 22.8 17.7 21.0
4)看護補助者 26.1 20.8 22.5 25.5 20.3 22.0
5)薬剤師 2.3 2.9 2.0 2.3 2.9 2.0
6)作業療法士 4.9 4.6 4.0 5.1 4.8 4.0
7)臨床心理技術者 1.5 2.0 1.0 1.6 2.0 1.0
8)精神保健福祉士 4.9 4.1 4.0 5.0 4.2 4.0
9)社会福祉士(上記 8)を除く) 0.1 0.5 0.0 0.1 0.5 0.0
10)事務職員 7.0 8.0 5.0 7.1 8.0 5.0
11)その他の職員 9.9 13.5 3.6 9.8 13.6 3.1
12)職員数合計 138.9 84.8 125.3 139.6 85.6 125.0
(注)・平成27年9月及び平成28年9月の精神科病棟に従事している職員数(うち数を除く)について記 入のあった431施設を集計対象とした。
・常勤換算については、以下の方法で算出した。
- 1週間に数回勤務の場合:(非常勤職員の1週間の勤務時間)÷(施設が定めている常勤職員の1週間 の勤務時間)
- 1か月に数回勤務の場合:(非常勤職員の1か月の勤務時間)÷(施設が定めている常勤職員の1週間 の勤務時間×4)
20
②退院支援を担当する専門部署の設置状況
退院支援を担当する専門部署の設置状況をみると、「設置している」が 70.2%、「設置し
ていない」が27.8%であった。
図表 22 退院支援を担当する専門部署の設置状況
(注)・「退院支援」とは関係職種によって退院支援計画の作成、退院先の検討、退院後の必要なサービス の紹介等を行うことを指す。
・「退院支援を担当する専門部署」については、「地域移行推進室」等の名称は問わない。
70.2% 27.8% 2.0%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
病院全体 (n=443)
設置している 設置していない 無回答
③特に困難な退院支援業務等
特に困難な退院支援業務等を尋ねたところ、最も多かったのは「居住の場の検討と居住
先の確保」で 65.0%であった。次いで「地域生活を念頭に置いた実際的なプログラムの実
施」(27.3%)、「職員、ピアサポーター等との定期的な交流機会を通じた退院意欲の喚起」
(24.8%)、「退院後の相談支援に応じる者の検討と確保」(14.9%)、「服薬アドヒアランス
の確認と安定に向けた介入」(14.4%)、「後見人、補佐人または補助人の必要性の検討」
(12.6%)、「退院支援計画の患者や家族等への説明」(11.7%)であった。
なお、「困難な業務はない」との回答は4.1%であった。
図表 23 特に困難な退院支援業務等(複数回答、最大 3 つまで、n=443)
5.6% 11.7%
24.8% 27.3% 0.9%
2.0% 14.4%
65.0% 8.8%
6.5% 12.6%
14.9% 7.7%
9.9% 9.7% 6.5% 5.4% 4.1%
8.8%
0% 20% 40% 60% 80% 100% 退院支援計画の作成
退院支援計画の患者や家族等への説明 職員、ピアサポーター等との定期的な交流機会を通じ
た退院意欲の喚起
地域生活を念頭に置いた実際的なプログラムの実施 通院医療機関の確保 訪問診療及び訪問看護の必要性の検討 服薬アドヒアランスの確認と安定に向けた介入 居住の場の検討と居住先の確保 居住先等での試験外泊や訓練の実施 障害福祉サービスや介護保険サービス等の利用の必
要性の検討
後見人、補佐人または補助人の必要性の検討 退院後の相談支援に応じる者の検討と確保 症状の悪化時等、トラブル時の対処方法や連絡先の
一覧の作成
市区町村役所での諸手続きや居住先で必要な日 用品購入等への同行
22
(4)病院の地域移行機能強化病棟における取組状況
①地域移行機能強化病棟入院料の届出状況
地域移行機能強化病棟入院料の届出状況をみると、「届出をしている」は2.3%(10施設)、
「届出をしていない」が97.7%であった。
図表 24 地域移行機能強化病棟入院料の届出状況
②地域移行機能強化病棟入院料の届出をしていない理由
地域移行機能強化病棟入院料の届出をしていない理由をみると、「施設基準の要件を満た
せないから」が39.0%で最も多く、次いで「精神病床の削減は経営的に困難なため」(24.2%)、
「地域の入院需要に対応する上で精神病床を削減することが困難なため」(23.3%)であっ
た。最大の理由についても、同じ順位であった。
図表 25 地域移行機能強化病棟入院料の届出をしていない理由(届出をしていない施設)
2.3% 97.7%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
病院全体 (n=443)
届出をしている 届出をしていない 10施設
433施設
7.9%
8.5%
23.3%
24.2%
39.0%
3.9%
28.2% 6.1%
5.1%
16.7%
17.4%
35.7%
3.5%
15.4%
0% 10% 20% 30% 40% 50%
長期入院患者がいない・少ないため
転換に適した病床がないため
地域の入院需要に対応する上で精神病床を 削減することが困難なため
精神病床の削減は経営的に困難なため
施設基準の要件を満たせないから
その他
無回答
理由(複数回答、n=433) 最大の理由(単数回答、n=311)
地域移行機能強化病棟入院料の届出をしていない理由で「施設基準の要件を満たせない
から」を回答した施設に満たせない要件を尋ねたところ、「病棟配置の専従の常勤精神保健
福祉士の確保」が67.5%で最も多く、次いで「病床利用率が90%以上」(44.4%)、「病棟配
置の医師の確保」(43.2%)、「自宅等退院患者が 1.5%以上」(34.3%)、「常勤の臨床心理技
術者の配置」(32.5%)であった。
図表 26 満たせない施設基準の要件
(「施設基準の要件を満たせないから」と回答した施設、複数回答、n=169)
③今後、地域移行機能強化病棟入院料の届出を行う意向
今後、地域移行機能強化病棟入院料の届出を行う意向を尋ねたところ、「具体的な予定が
ある」が 1.6%(7 施設)、「届出を行う意向がある」が2.3%(10施設)、「検討中であり、
まだわからない」が14.3%(62施設)であった。また、「届出を行う意向はない」が70.2%
であった。
図表 27 今後、地域移行機能強化病棟入院料の届出を行う意向(届出をしていない施設)
(注)「具体的な予定がある」と回答した7施設における届出の予定時期は、「平成28年10月」が2施設、 「平成29年1月」が2施設、「平成29年4月」が1施設、「平成29年10月」が1施設、無回答が
43.2% 24.9%
67.5% 21.3%
32.5% 17.2%
18.3%
44.4% 34.3% 2.4%
0% 20% 40% 60% 80% 100% 病棟配置の医師の確保
病棟配置の看護職員の確保 病棟配置の専従の常勤精神保健福祉士の確保 病棟配置のその他の職員の確保 常勤の臨床心理技術者の配置 退院支援部署の設置 退院支援相談員の確保 病床利用率が90%以上 自宅等退院患者が1.5%以上 無回答
1.6%
2.3% 14.3% 70.2%
0.2% 11.3%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
病院 (n=433)
具体的な予定がある 届出を行う意向がある 検討中であり、まだわからない 届出を行う意向はない
24
図表 28 地域移行機能強化病棟入院料の届出をしようと思う状況
(「届出を行う意向がある」「検討中であり、まだわからない」と回答した施設、自由記述式)
○人員の確保
・専従の精神保健福祉士の確保。 ・医師の確保。
・常勤の臨床心理技術者が確保できれば検討可能。 /等 ○退院患者数に関する要件の変更・緩和
・自宅等への退院に介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームへの移行が含まれる ことになれば届出をしようと考える。
・1か月あたりの退院患者数に関する要件の緩和。 /等
○病床削減に関する要件の変更・緩和
・1年あたり届出病床数の5分の1の病床削減が条件となっており、緩和されることがあれ
ば届出を考慮する。
・精神病床の削減の必須がなくなれば検討しようと思う。 /等 ○その他
・病床削減後の収支悪化に対する具体的対策・方向性の決定。 ・既存の看護職員の減少後の配置計画の整備。
・精神病棟入院基本料までの診療報酬アップ。 ・病床削減時に必要な地域での受入先の確保。 ・地域移行した後の病棟の再利用の方針決定。 /等
④地域移行機能強化病棟入院料の届出時期
地域移行機能強化病棟入院料の届出施設10施設における届出時期をみると、「4月」が2
施設(20.0%)、「5月」が1施設(10.0%)、「6月」が1施設(10.0%)、「8月」が2施設(20.0%)、
「9月」が4施設(40.0%)であった。
図表 29 地域移行機能強化病棟入院料の届出時期(届出施設)
施設数(件) 構成割合
4 月 2 20.0%
5 月 1 10.0%
6 月 1 10.0%
7 月 0 0.0%
8 月 2 20.0%
9 月 4 40.0%
全体 10 100.0%
⑤地域移行機能強化病棟に転換した病床種別
地域移行機能強化病棟に転換した病床種別をみると、「15 対 1 入院基本料」が 2 施設
(20.0%)、「精神療養病棟入院料」が8施設(80.0%)であった。
図表 30 地域移行機能強化病棟に転換した病床種別(届出施設)
施設数(件) 構成割合
10 対 1 入院基本料 0 0.0%
13 対 1 入院基本料 0 0.0%
15 対 1 入院基本料 2 20.0%
18 対 1 入院基本料 0 0.0%
20 対 1 入院基本料 0 0.0%
特別入院基本料 0 0.0%
特定機能病院入院基本料 0 0.0%
精神科救急入院料 0 0.0%
精神科急性期治療病棟入院料 1 0 0.0%
精神科急性期治療病棟入院料 2 0 0.0%
精神科救急・合併症入院料 0 0.0%
児童・思春期精神科入院医療管理料 0 0.0%
精神療養病棟入院料 8 80.0%
認知症治療病棟入院料 0 0.0%
その他 0 0.0%
無回答 0 0.0%
全体 10 100.0%
⑥地域移行機能強化病棟入院料の届出に際しての精神病床削減計画
地域移行機能強化病棟入院料の届出に際しての精神病床削減計画の内容は次のとおりで ある。
図表 31 地域移行機能強化病棟入院料の届出に際しての精神病床削減計画(届出施設)
・平成29年3月までに精神病床6床を削減予定(A病院)
・平成29年4月までに精神病床11床を削減予定(B病院)
・平成29年5月までに精神病床8床を削減予定(C病院)
・平成29年7月までに精神病床12床を削減予定(D病院、E病院、F病院)
・平成29年8月までに精神病床12床を削減予定(G病院、H病院)
・平成29年9月までに精神病床12床を削減予定(I病院)
26
⑦地域移行機能強化病棟入院料届出に際しての精神病床の許可病床数の変更の有無
地域移行機能強化病棟入院料届出に際しての精神病床の許可病床数の変更の有無をみる
と、「変更を行った」が 5 施設(50.0%)、「変更を行っていない」が 5 施設(50.0%)であ
った。
精神病床の許可病床数の変更を行った5施設の病床削減数については、「5床」が1施設、
「6床」が1施設、「10床」が2施設、「21床」が1施設であった。
図表 32 地域移行機能強化病棟入院料届出に際しての精神病床の許可病床数の
変更の有無(届出施設)
施設数(件) 構成割合
変更を行った 5 50.0%
変更を行っていない 5 50.0%
全体 10 100.0%
⑧地域移行機能強化病棟の退院支援相談員の人数
地域移行機能強化病棟の退院支援相談員の人数をみると、「精神保健福祉士」が平均 2.8
人(中央値3.0)、「保健師・看護師・准看護師」が平均1.3人(中央値0.0)、「作業療法士」
が平均0.2人(中央値0.0)、社会福祉士が平均0.1人(中央値0.0)であった。
1施設あたりの合計は平均4.4人(中央値3.0)であった。
図表 33 地域移行機能強化病棟の退院支援相談員の人数(届出施設、n=10)
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
1)精神保健福祉士 2.8 0.4 3.0
2)保健師・看護師・准看護師 1.3 4.1 0.0
(うち)精神障害者に関する業務に従事した経験を 3 年以上有する職員 1.3 4.1 0.0
3)作業療法士 0.2 0.4 0.0
(うち)精神障害者に関する業務に従事した経験を 3 年以上有する職員 0.1 0.3 0.0
4)社会福祉士(上記 1)2)3)を除く) 0.1 0.3 0.0
(うち)精神障害者に関する業務に従事した経験を 3 年以上有する職員 0.0 0.0 0.0
5)その他 0.0 0.0 0.0
合計 4.4 4.4 3.0
⑨退院支援委員会の開催頻度
退院支援委員会の開催頻度をみると、「1 か月に1 回程度」が5施設(50.0%)、「週に数
回」が4施設(40.0%)、「1週間に1回程度」が1施設(10.0%)であった。
図表 34 退院支援委員会の開催頻度(届出施設)
施設数(件) 構成割合
週に数回 4 40.0%
1 週間に 1 回程度 1 10.0%
2 週間に 1 回程度 0 0.0%
3 週間に 1 回程度 0 0.0%
1 か月に 1 回程度 5 50.0%
その他 0 0.0%
全体 10 100.0%
⑩退院支援業務等の実施のタイミング
退院支援業務等の実施のタイミングをみると、「病棟入棟時には既に実施済みであること
が多い」という施設が多かったのは、「服薬アドヒアランスの確認と安定に向けた介入」(10
施設中 6 施設)であった。多くの業務が「病棟入棟後に実施することが多い」という回答
であった。特に、「退院支援計画の作成」、「活動場所への移動手段に応じた訓練」では 10
28
図表 35 退院支援業務等の実施のタイミング(届出施設)
(単位:上段「件」、下段「%」)
入棟時に は既に実 施済みで あること
が多い
入棟後に 実施する ことが多
い
入棟前実 施と入棟 後実施が 同じくらい
実施して
いない 無回答
1)退院支援計画の作成 0 9 1 0 0
0.0 90.0 10.0 0.0 0.0
2)退院支援計画の患者や家族等への説明 1 8 1 0 0
10.0 80.0 10.0 0.0 0.0
3)保健所、指定特定・一般相談支援事業所の職員、障害福祉 サービス事業者の職員、ピアサポーター等との定期的な交 流機会を通じた退院意欲の喚起
3 3 3 1 0
30.0 30.0 30.0 10.0 0.0
4)地域生活を念頭に置いた実際的なプログラムの実施(家事 能力や服薬管理等、日常生活に必要な能力を習得する訓練 や外出等)
2 5 3 0 0
20.0 50.0 30.0 0.0 0.0
5)通院医療機関の確保 2 7 1 0 0
20.0 70.0 10.0 0.0 0.0
6)訪問診療及び訪問看護の必要性の検討 2 7 1 0 0
20.0 70.0 10.0 0.0 0.0
7)服薬アドヒアランスの確認と安定に向けた介入 6 2 2 0 0
60.0 20.0 20.0 0.0 0.0
8)居住の場の検討と居住先の確保 3 5 2 0 0
30.0 50.0 20.0 0.0 0.0
9)居住先等での試験外泊や訓練の実施 2 7 1 0 0
20.0 70.0 10.0 0.0 0.0
10)障害福祉サービスや介護保険サービス等の利用の必要性 の検討
2 5 3 0 0
20.0 50.0 30.0 0.0 0.0
11)後見人、補佐人または補助人の必要性の検討 2 5 3 0 0
20.0 50.0 30.0 0.0 0.0
12)退院後の相談支援に応じる者の検討と確保 2 3 5 0 0
20.0 30.0 50.0 0.0 0.0
13)症状の悪化時等、トラブル時の対処方法や連絡先の一覧 の作成
2 7 1 0 0
20.0 70.0 10.0 0.0 0.0
14)市区町村役所での諸手続きや居住先で必要な日用品購入 等への同行
2 7 1 0 0
20.0 70.0 10.0 0.0 0.0
15)日中の適切な活動場所の検討 4 5 1 0 0
40.0 50.0 10.0 0.0 0.0
16)活動場所への移動手段に応じた訓練 1 9 0 0 0
10.0 90.0 0.0 0.0 0.0
17)退院前の精神科デイ・ケア等の実施 1 8 1 0 0
10.0 80.0 10.0 0.0 0.0
その他に実施している退院支援業務等として、以下が挙げられた。
図表 36 その他に実施している退院支援業務等(届出施設、自由記述式)
・退院支援委員会を含むケア会議等への地域支援者招請。 ・ピアスタッフと協働しての集団外出計画、実施。
・退院阻害要因のとりまとめと自立支援協議会(退院支援部会)への提言。
・退院準備プログラムとして退院後の単身生活において必要な生活スキル(衣食住、金銭 管理など)や疾病管理を人数限定のグループワークで実施。退院後のサポートグループ ワークとして当該病棟退院者で同じ外来日(同じ主治医のため)の来院時に茶話会を中 心としたグループワークを実施。いずれ入院者の参加を検討。
⑪入院・入棟患者数
平成28年9月1か月間に地域移行機能強化病棟に新たに入院・入棟した患者数は、1施
設あたり平均 4.5 人(中央値 4.0)であった。このうち、「自院の精神病棟入院基本料(15
対1)算定病棟から転棟した患者」が平均2.2人(中央値1.0)で最も多かった。
図表 37 平成 28 年 9 月 1 か月間に地域移行機能強化病棟に新たに入院・入棟した患者数
(届出施設、n=10)
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
地域移行機能強化病棟入院料算定病床における新規入院・入棟患者数 4.5 3.1 4.0
(うち)自院の精神療養病棟から転棟した患者数 0.6 1.1 0.0
(うち)自院の精神病棟入院基本料(15 対 1)算定病棟から転棟した患者数 2.2 2.6 1.0
(うち)自院の認知症治療病棟から転棟した患者数 0.1 0.3 0.0
(うち)自院の上記以外の病床から転棟した患者数 0.6 0.8 0.0
(うち)他院から転院した患者数 0.1 0.3 0.0
(うち)自宅等、医療機関以外から入院した患者数 0.9 2.2 0.0
【参考】地域移行機能強化病棟の届出病床数(届出施設、n=10)
(単位:床)
平均値 標準偏差 中央値
30
⑫退院・転院患者数
平成28年9月1か月間に地域移行機能強化病棟から退院した患者数は、1施設あたり平
均3.4人(中央値3.0)であった。このうち、「入院期間が1年超の退院患者数」は平均2.2
人(中央値 2.5)であった。退院先をみると、「自宅・賃貸住宅に退院した退院患者数」が
平均1.6人(中央値1.5)で最も多かった。
図表 38 平成 28 年 9 月 1 か月間に地域移行機能強化病棟から退院した患者数
(届出施設、n=10)
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
地域移行機能強化病棟入院料算定病床における退院患者数 3.4 1.6 3.0
(うち)入院期間が 1 年超の退院患者数 2.2 1.0 2.5
(うち)自宅・賃貸住宅に退院した退院患者数 1.6 1.3 1.5
(うち)退院し、グループホーム・ケアホームに入所した退院患者数 0.8 1.1 0.0
(うち)退院し、認知症対応型共同生活介護に入所した退院患者数 0.3 0.9 0.0
(うち)退院し、介護保険施設に入所した退院患者数 0.4 0.7 0.0
(うち)退院し、有料老人ホーム・サ高住に入所した退院患者数 0.3 0.7 0.0
平成28年9月1か月間に地域移行機能強化病棟から転院した患者数は、1施設あたり平
均0.3人(中央値0.0)であった。このうち、「入院期間が1年超の転院患者」は平均0.3人
(中央値0.0)であった。
図表 39 平成 28 年 9 月 1 か月間に地域移行機能強化病棟から転院した患者数
(届出施設、n=10)
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
地域移行機能強化病棟入院料算定病床における転院患者数 0.3 0.5 0.0
(うち)入院期間が 1 年超の転院患者数 0.3 0.5 0.0
⑬病床削減後に実施したいサービス・事業
病床削減後に実施したいサービス・事業は次のとおりであった。
図表 40 病床削減後に実施したいサービス・事業(届出施設、複数回答、n=10)
施設数(件) 構成割合(%)
精神科救急・急性期病床 4 40.0
重度かつ慢性等の精神障害者に医療を提供する病床 1 10.0
精神科外来 0 0.0
精神科デイ・ケア等 0 0.0
訪問診療 1 10.0
訪問看護 0 0.0
短期入所療養介護 0 0.0
介護老人保健施設 1 10.0
介護老人福祉施設 0 0.0
軽費老人ホーム 0 0.0
養護老人ホーム 0 0.0
有料老人ホーム 0 0.0
サ高住 1 10.0
認知症高齢者グループホーム 0 0.0
その他介護サービス 0 0.0
居宅介護 0 0.0
重度訪問介護 1 10.0
行動援護 1 10.0
生活介護 1 10.0
重度障害者等包括支援 1 10.0
自立訓練(機能訓練) 0 0.0
自立訓練(生活訓練) 1 10.0
宿泊型自立訓練 0 0.0
就労移行支援 1 10.0
就労継続支援 A 型 1 10.0
就労継続支援 B 型 0 0.0
相談支援 1 10.0
共同生活援助 2 20.0
短期入所 1 10.0
その他障害福祉サービス 0 0.0
無回答 0 0.0
特にない 2 20.0
32
(5)精神科デイ・ケア等の取組状況
①届出を行っている精神科デイ・ケア等
届出を行っている精神科デイ・ケア等をみると、病院では「精神科デイ・ケア(大規模
なもの)」が52.4%で最も多く、次いで「精神科ショート・ケア(大規模なもの)」(42.0%)
であった。
また、診療所では「精神科ショート・ケア(小規模なもの)」が46.8%で最も多く、次い
で「精神科デイ・ケア(小規模なもの)」(41.0%)、「精神科デイ・ケア(大規模なもの)」
(40.7%)であった。
図表 41 精神科デイ・ケア等の届出状況(複数回答)
23.0%
42.0%
22.3%
52.4%
7.4%
18.1%
24.4%
0.0%
46.8%
31.2%
41.0%
40.7%
10.2%
13.2%
2.7%
1.0%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
精神科ショート・ケア(小 規模なもの) 精神科ショート・ケア(大
規模なもの) 精神科デイ・ケア(小規
模なもの) 精神科デイ・ケア(大規
模なもの)
精神科ナイト・ケア
精神科デイ・ナイト・ケア
届出をしていない
無回答
病院全体 (n=443)
診療所全体 (n=295)
②精神科デイ・ケア等に従事している職員数(実人数)
精神科デイ・ケア等に従事している職員数(実人数)の平均をみると、病院では、平成
28年9月は専従職員数が合計5.72人、専任が5.23人であった。医師では専従よりも専任が
多く、看護師・准看護師、作業療法士、精神保健福祉士では専任よりも専従が多かった。
平成27年9月と比較すると、専任の職員数が若干増加した。
診療所では、平成 28年9月は専従職員数が合計5.10人、専任が3.57人であった。医師
では専従よりも専任が多く、看護師・准看護師、精神保健福祉士では専任よりも専従が多
かった。平成27年9月と比較すると、専従・専任の職員数が若干増加した。
図表 42 精神科デイ・ケア等に従事している職員数(実人数)(平均値、n=328)【病院】
(単位:人)
平成 27 年 9 月 平成 28 年 9 月
専従 専任 専従 専任
1)医師 0.07 2.60 0.07 2.69
2)看護師・准看護師 2.20 0.78 2.22 0.83
3)作業療法士 1.21 0.49 1.19 0.52
4)精神保健福祉士 1.14 0.53 1.14 0.55
5)社会福祉士(上記 4)を除く) 0.02 0.00 0.02 0.00
6)臨床心理技術者(上記 4)5)を除く) 0.49 0.42 0.49 0.49
7)看護補助者 0.44 0.08 0.41 0.08
8)その他 0.16 0.07 0.18 0.06
9)合計 5.73 4.98 5.72 5.23
(注)精神科デイ・ケア等の届出をしている病院のうち、平成27年9月、平成28年9月の職員数につい て記入のあった328施設を集計対象とした。
図表 43 精神科デイ・ケア等に従事している職員数(実人数)(平均値)【診療所】
(単位:人)
平成 27 年 9 月 平成 28 年 9 月
専従 専任 専従 専任
1)医師 0.38 1.63 0.39 1.68
2)看護師・准看護師 1.59 0.67 1.63 0.69
3)作業療法士 0.55 0.08 0.58 0.07
4)精神保健福祉士 1.05 0.46 1.09 0.45
5)社会福祉士(上記 4)を除く) 0.04 0.01 0.04 0.00
6)臨床心理技術者(上記 4)5)を除く) 0.75 0.50 0.79 0.52
7)看護補助者 0.07 0.05 0.27 0.07
8)その他 0.23 0.08 0.30 0.08
9)合計 4.65 3.49 5.10 3.57
(注)精神科デイ・ケア等の届出をしている診療所のうち、職員数について記入のあった施設、平成27年
34
③精神科デイ・ケア等を行った患者数
1)精神科ショート・ケア
平成28年9月1か月間に精神科ショート・ケアを行った患者数は、病院では1施設あた
り平均 51.7人であった。このうち、「早期加算」を算定した患者数は 14.2人で、全患者に
占める割合は27.4%であった。また、「1年超の患者数」は29.7人で、全患者に占める割合
は57.5%、「3年超の患者数」は15.9人で、全患者に占める割合は30.8%であった。
同様に診療所についてみると、1施設あたり平均37.1人であった。このうち、「早期加算」
を算定した患者数は13.8人で、全患者に占める割合は37.2%であった。また、「1年超の患
者数」は19.5人で、全患者に占める割合は52.6%、「3年超の患者数」は9.5人で、全患者
に占める割合は25.7%であった。
図表 44 精神科ショート・ケアを行った患者数(n=255)【病院】
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
①患者数 51.7 131.8 20.0
②(うち)早期加算の患者数 14.2 38.1 5.0
③(うち)1 年超の患者数 29.7 87.2 13.0
④(うち)3 年超の患者数 15.9 34.9 7.0
早期加算割合(②/①) 27.4%
1年超の患者割合(③/①) 57.5%
3 年超の患者割合(④/①) 30.8%
(注)・平成28年9月1か月間に精神科ショート・ケアを行った患者数。
・精神科ショート・ケアを行った患者数、内訳の患者数について記入のあった 255 施設を集計対象 とした。
図表 45 精神科ショート・ケアを行った患者数(n=208)【診療所】
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
①患者数 37.1 66.8 19.0
②(うち)早期加算の患者数 13.8 24.6 7.0
③(うち)1 年超の患者数 19.5 43.6 8.5
④(うち)3 年超の患者数 9.5 29.7 2.0
早期加算割合(②/①) 37.2%
1年超の患者割合(③/①) 52.6%
3 年超の患者割合(④/①) 25.7%
(注)・平成28年9月1か月間に精神科ショート・ケアを行った患者数。
・精神科ショート・ケアを行った患者数、内訳の患者数について記入のあった 208 施設を集計対象 とした。
2)精神科デイ・ケア
平成28年9月1か月間に精神科デイ・ケアを行った患者数は、病院では1施設あたり平
均167.5人であった。このうち、「早期加算」を算定した患者数は39.6人で、全患者に占め
る割合は 23.6%であった。また、「1 年超の患者数」は 116.2 人で、全患者に占める割合は
69.3%、「3年超の患者数」は75.2人で、全患者に占める割合は44.9%であった。
同様に診療所についてみると、1施設あたり平均90.1人であった。このうち、「早期加算」
を算定した患者数は29.5人で、全患者に占める割合は32.7%であった。また、「1年超の患
者数」は49.8人で、全患者に占める割合は55.4%、「3年超の患者数」は27.4人で、全患者
に占める割合は30.4%であった。
図表 46 精神科デイ・ケアを行った患者数(n=301)【病院】
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
①患者数 167.5 246.3 68.0
②(うち)早期加算の患者数 39.6 69.3 16.0
③(うち)1 年超の患者数 116.2 191.7 45.0
④(うち)3 年超の患者数 75.2 133.1 31.0
早期加算割合(②/①) 23.6%
1年超の患者割合(③/①) 69.3%
3 年超の患者割合(④/①) 44.9%
(注)・平成28年9月1か月間に精神科デイ・ケアを行った患者数。
・精神科デイ・ケアを行った患者数、内訳の患者数について記入のあった301施設を集計対象とした。
図表 47 精神科デイ・ケアを行った患者数(n=218)【診療所】
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
①患者数 90.1 203.1 38.0
②(うち)早期加算の患者数 29.5 83.0 10.0
③(うち)1 年超の患者数 49.8 110.3 23.0
④(うち)3 年超の患者数 27.4 61.4 14.0
早期加算割合(②/①) 32.7%
1年超の患者割合(③/①) 55.4%
3 年超の患者割合(④/①) 30.4%
(注)・平成28年9月1か月間に精神科デイ・ケアを行った患者数。
36
3)精神科ナイト・ケア
平成28年9月1か月間に精神科ナイト・ケアを行った患者数は、病院では1施設あたり
平均43.8 人であった。このうち、「早期加算」を算定した患者数は 10.6 人で、全患者に占
める割合は24.3%であった。また、「1年超の患者数」は33.2人で、全患者に占める割合は
75.7%、「3年超の患者数」は25.8人で、全患者に占める割合は58.9%であった。
同様に診療所についてみると、1施設あたり平均29.7人であった。このうち、「早期加算」
を算定した患者数は5.5 人で、全患者に占める割合は 18.5%であった。また、「1 年超の患
者数」は24.2人で、全患者に占める割合は81.5%、「3年超の患者数」は11.5人で、全患者
に占める割合は38.7%であった。
図表 48 精神科ナイト・ケアを行った患者数(n=30)【病院】
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
①患者数 43.8 97.2 13.0
②(うち)早期加算の患者数 10.6 31.5 2.0
③(うち)1 年超の患者数 33.2 68.1 8.5
④(うち)3 年超の患者数 25.8 56.9 6.0
早期加算割合(②/①) 24.3%
1年超の患者割合(③/①) 75.7%
3 年超の患者割合(④/①) 58.9%
(注)・平成28年9月1か月間に精神科ナイト・ケアを行った患者数。
・精神科ナイト・ケアを行った患者数、内訳の患者数について記入のあった30施設を集計対象とした。
図表 49 精神科ナイト・ケアを行った患者数(n=28)【診療所】
(単位:人)
平均値 標準偏差 中央値
①患者数 29.7 83.8 7.0
②(うち)早期加算の患者数 5.5 15.5 0.0
③(うち)1 年超の患者数 24.2 69.2 7.0
④(うち)3 年超の患者数 11.5 27.0 3.0
早期加算割合(②/①) 18.5%
1年超の患者割合(③/①) 81.5%
3 年超の患者割合(④/①) 38.7%
(注)・平成28年9月1か月間に精神科ナイト・ケアを行った患者数。
・精神科ナイト・ケアを行った患者数、内訳の患者数について記入のあった28施設を集計対象とした。